8.0km ◆ 出雲大社正面鳥居前・・・出雲市役所前 |
第1区 スタートは出雲大社
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旧暦の10月は「神無月」と言われる中、全国の神々が集まる出雲地方だけは「神在月(かみありづき)」と呼ばれています。この神々が集う場所はスタート地点でもある「出雲大社」。縁結びの神様として広くその名を知られ、年間を通じて多くの参拝客で賑わっています。祭神は出雲の国を築いた「大国主命(おおくにぬしのみこと)」で、良縁を結ぶ神として慕われています。荘厳な境内は歴史ある出雲大社の存在を感じさせます。出雲大社は、その壮大な建物といい、伝統的な神事といい、やはり「神話の国出雲」の代表的存在です。さて、この「出雲大社」に集う全国の神々は今年はどのチームに栄冠を授けるのでしょうか。
スタート直後には、大鳥居、そこを過ぎると大社町の玄関「吉兆館(きっちょうかん)」。建物内部には大社の正月行事である"吉兆さん"や"番内(ばんない)"が展示されています。建物前の広場には、くにびき神話の図柄をモチーフにした巨大な彫刻レリーフが選手を迎えてくれます。そしてJR旧大社駅。宮殿風造りのこの駅舎は、神社様式を取り入れた格調のある木造建築で、全国に数多い駅舎の中でも比類稀なる建築美を秘めています。内部の重厚な造りと一歩外に出ると波打つ大屋根、反りの整飾美に圧倒されます。平成2年(1990)3月のJR大社線の廃止にとともに、大社の玄関駅としての使命を終えましたが、この旧駅舎にたたずむとき、歴史の幕を閉じた今日もなぜか動的な感に心打たれるものです。さあ、選手は出雲市内へと向かっていきます。
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