「出雲駅伝」１３枚の絵

　出雲全日本大学選抜駅伝競走の公式ポスターには、第19回大会から出雲市出身の漫画家平野勲さんが描いた絵を採用しています。

　平野勲さんは、大正12年（1923年）に出雲市で生まれ、出征復員後3年間出雲市役所に勤務され、その後13年間島根県内の中学校で美術教師として勤務されました。漫画家を志し昭和36年に上京、昭和40年ごろから、日本の祭りや伝統行事を描いてこられました。

　平野さんは、「出雲市出身の私にとっては、いつかこの大会の絵を描きたいと思っておりました」（出雲駅伝20年史『「出雲全日本大学選抜駅伝競走」に寄せて』より）との思いから、2006年に「出雲駅伝」を題材にした13枚の作品を完成しました。スタート地点である出雲大社勢溜の様子や、それぞれの区間・中継所の様子、そしてゴール地点となる出雲ドームの様子が描かれています。

　平野作品の色使いやキャラクターの独特の表情など、この機会にご覧になってみませんか？平野さんの絵は、出雲市浜町にある出雲文化伝承館　文化工房に展示してあります。ぜひお立ち寄りください。

　なお、状況によって、他の展示を行っている場合がありますので、見学の際は、出雲文化伝承館までお問い合わせください。