この区間は出雲平野の田園風景を横に見ながら走ります。
この地域では、冬の強い北西の風から家を守るために屋敷の北側と西側に設けられた「築地松(ついじまつ)」が田園風景をより美しくさせます。長い年月をかけて造られたこの「築地松」は、四角く整然と刈り込まれており、風の強い出雲平野を象徴する景観となっています。
そして、コースは、再び斐伊川を渡り平田地域のコースへと入っていきます。この地域で有名なものは「一式飾」です。200年ほど前、原因不明の疫病が流行したとき、大黒天を陶器一式で作り、奉納したのが始まりといわれています。コースの近くには、一式飾常設展示館があり、年中見ることができるようになっています。
第3中継所は「平田中ノ島」。この一帯は、近年の区画整理事業によって整備され、新しい賑わいの創出拠点となっています。